添削

東大要約対策

 

東大英語の要約問題に苦しむ人は多い。要約問題が不得手な人は段落整序

の問題も苦手です。

裏を返せば,要約ができればそれに付随する問題はほとんど解決します。

「人は何故言葉を紡ぎ出すのか」という根本に戻って要約を考えていきます。

添削指導の内容は先輩達の感想を読んでください。

授業担当でなくても,熱意のある人には添削指導します。

少しでも,要約問題で苦しむ人を助けられれば嬉しく思います。

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卒業年度:09年 高山 正行

合格大学:東京大学(理Ⅰ), 慶應大学(医)

【感想】

2009年2月「高2東大レベル模試(駿台)」,8月

「第1回東大即応オープン(河合)」の英語で,要約は1点とか0点にしか

ならなかった。「何とかしたい」と思ったとき,

「岡田先生の要約の添削はすばらしい!!」

と先輩から聞いた。とりあえず仲間数人と直接岡田先生にお願い

したところ,快く引き受けてくださり,10月半ば頃から始動した。

まず,英文の構造を完全に把握することから教わった。一つ一つの

センテンスの役割がわかった上でないと,正しい要約は不可能だからだった。

岡田先生に初めてこのことを教わったときは目から鱗だった。

ほとんどの英文はただ読み理解するだけで済ませていた僕にとっては

新鮮だったのだ。この個人指導ではフローチャートを作り,

「英文構造の解釈の痕跡」を残した上で要約し提出するのだが,

「文の役割」というものを考えてこなかった僕には,

まともなフローチャートがかけるようになる

(役割を理解する)までかなりの時間がかかった。

ヒドイときには文章の内容すらつかみ損ねていた。

英語独特の表現方法もわかっていなかった。

このような苦労を重ね,何度も書き直して岡田先生に添削して

いただくうちに,ある段階からは大雑把に構造を理解し,

精度の高いフローチャートが書けるようになった。

要約もかなり早く正確に書けるようになった。どんどんセンスが磨かれ,

見事に本番にピークを合わせることができた。

 

僕が東大を受験したときの要約の問題文はかなり長く,

具体例を交えつつある主題を指定した上での

要約が要求されていた。実に情けないことだが,

この指定を僕は見事に見逃していた。

しかし実際には満点に近い出来(岡田:駿台による再現答案採点の結果)

であったようだ。

不思議に思えるかもしれないが,おそらくこの出題に際しての指定は,

文の役割を理解していれば自然に導かれる要約の形を一部ヒントとして

提供したものだったのだろう。

要するに,文の役割を理解して要約すれば,要約内容の方向性は

ほぼひとつになってしまうのだ。蛇足だが,このような読み方は

要約に役立つだけではない。慶応義塾大学医学部を受験したとき,

長文問題の英文の流れが取りにくく,あきらめようかと思った。

そのとき,この方法に切り替えたとたん,一度に理解が広がり,

問題が急にやさしく見え始めた。

結局,本格的に文章を読みこなす,となると必ず必要な作業なのだ。

現代文を読む際にも(特に東大現代文),そして論文を書く際にも

応用が利く読み方だから,是非とも身につけたいものだ。

無意識に文の役割を考えながら読む,という段階にまでは

さすがに至らなかったが,

これから先も自分で文を読んで実践し,磨いていきたいと心から思う。

すばらしい英語の論理の世界へと導いていただいた岡田先生には

心から感謝しています。本当にありがとうございました。

そして後輩諸君にもこのような英語の論理を進んで

勉強してみることをおすすめします。

ln005-0

卒業年度:09年 飯塚 智康

合格大学:一橋大学(経), 慶應大学(経)

【感想】

最初に,「東大要約添削」という名前ですが,この添削は

僕にとって決して「要約の練習」

にとどまるものではありませんでした。

英語の読み方そのものが学べる革新的な添削でした。

しかも受験という枠内を越えて役立つことを学ぶことが出来ました。

岡田先生に個人的に添削を受け始めたのは高校3年の10月半ば

ぐらいだったと思います。夏の東大模試では要約の問題の点数が

思わしくなく,要約に関する参考書をやってみたりしましたが,

要約の問題に対する不安は消えず,友人の勧めもあり添削指導を

受けることにしました。

まず初めに簡単な講義を受けました。「要約のための基本」

というプリントを3枚渡され,説明を受けました。

大まかに言って3つの内容が書かれていました。

1つ目:「要は何が言いたいのか」と絶えず問い続けること

2つ目:接続関係の把握が勝負

3つ目:フローチャートの作成

でした。僕にとって特に革新的だったのは2つ目の接続関係の

把握でした。詳しくは岡田先生から直接指導

していただくとして,要するに文と文,あるいはパラグラフと

パラグラフには必ず何らかの接続関係があるということです。

文の構造把握(例えばSVOCとか)は出来るのに,長文問題が

さっぱり解けないし,読むスピードも遅い気がする。

一文一文は分かるんだけど全体として何を言ってるのか

分からないという人はいませんか?

僕は岡田先生の添削を受けるまでまさにそんな生徒でした。

結構こういう人は多いと思います。

そういう人こそ「接続関係の把握」の練習をする必要があります。

これが出来るようになると要約の問題だけでなく

いわゆる「パラグラフ・リーディング」も出来るようになり,

読解のスピードが格段に上がるだけでなく,

内容の取り違えも起こさず,全体として何が言いたい文章なのかが

一発で分かるようになります。

東大のパラグラフ整序の対策にもなります。

「~とあるが何故か,○○字以内で述べよ」のような問題や

「筆者の主張をまとめよ」のような問題の対策にもなります。

個人的にこの「接続関係の把握」は英語に限らず様々な文章を

読む上での基本中の基本だと思います。

これが出来るのと出来ないのとでは文章の理解度も大きく異なります。

この添削を通じて単なる「東大の要約対策」ではなく英語の読み方

そのものを学ぶことが出来ました。

添削を受けるようになり,「接続関係の把握」に慣れてくると

英語の読解の力が10月からでもどんどんと上がっていきました。

もっと早くにやっておけば良かったと思える非常に素晴らしい添削です。

僕にとってはまさに救世主でした。

最後に,快く添削指導を引き受けてくださった岡田先生には本当に

感謝し切れません。後輩のためにもこの添削が

続いてほしいと願っています。本当にお世話になりました。